「努力だけじゃ、女子サッカーの未来は変えられない」インハイ3位の実力派ストライカーが、社会の“構造”にメスを入れる!早稲田社学に合格!
「全国3位になっても、変わらない現実があった」 13年間サッカーに打ち込み、インターハイ(全国高校総体)で3位という輝かしい成績を残した田中さん。 しかし、彼女がピッチの上で感じたのは、勝利の喜びだけではありませんでした。「なぜ女子というだけで、報道もチャンスも少ないのか?」

その悔しさをバネに、自分でサッカー教室を主催し、さらには国会議員にまで話を聞きに行った行動力。 「個人の努力」の限界を知り、「社会の構造」を変えるためにペンを執った、田中さんの熱い合格ストーリーを紹介します!
全国3位でも超えられない「性差の壁」
田中さんの青春は、まさにサッカーそのものでした。 13年間の努力が実り、全国3位という素晴らしい結果を手にします。しかし、そこで目の当たりにしたのは冷酷な現実でした。 男子に比べて圧倒的に少ないメディア報道、限られた出場機会。
「実力や努力だけでは、どうにもならない壁がある」 どんなに練習しても覆せない「ジェンダー格差」という巨大な敵に、彼女はスパイクを履いたまま立ち向かうことを決意しました。
行動①:自分で「教室」を作ってみた
「文句を言う前に動く」のが田中さんのスタイル。 彼女は、幼児から中学生を対象としたサッカー教室を自ら企画・運営しました。 そこで男女が一緒にボールを追いかけ、笑顔で交流する姿を見た時、彼女は気づきます。 「格差をなくす第一歩は、こうやって『共に楽しむ場』を作ることなんだ」 草の根の活動から、確かな手応えを掴みました。
行動②:国会議員に「仕組み」を聞きに行った
しかし、教室だけでは社会全体は変わりません。彼女の視座はさらに高くなります。 なんと国会議員のもとを訪れ、直接話を聞きに行ったのです。 そこで学んだのは、「格差の背景には、法律、経済、文化などの複雑な『社会構造』がある」という事実。
「気合いや根性論じゃ無理だ。社会の仕組みそのものを変えないと」 この気づきが、彼女をフィールド(グラウンド)からアカデミア(大学)へと導きました。

(リザプロ課外活動の様子)
早稲田社学で「最強の制度設計」を
彼女が選んだのは、早稲田大学 社会科学部。 一つの専門分野にとらわれず、法律・経済・社会学などを横断的に学べる環境こそ、複雑に絡み合ったジェンダー問題を解決するのに最適だと考えたからです。
志望理由書では、「多文化社会・共生コース」でジェンダー社会学を学び、さらに早稲田の「GSセンター(ジェンダー・セクシュアリティセンター)」で実践活動を行うと宣言。 理論と実践の両輪で、女子サッカー界、ひいてはスポーツ界全体の構造改革に挑みます。
アスリートから、ソーシャル・チェンジメーカーへ
田中さんの合格から分かること。 それは、「現場(スポーツ)で感じた悔しさを、学問(社会科学)の力で解決策に変える」というプロセスの強さです。
「女子サッカーを盛り上げたい」という想いを、単なるファン活動で終わらせず、「制度を変える」という視点まで引き上げたこと。 そして、全国3位という実績に甘んじず、さらに学び続けようとする「進取の精神」。 田中さんは将来、ピッチの上だけでなく、社会という大きなフィールドで、女性が輝くためのゴールを決めてくれるはずです!
