明治大学国際日本学部に合格した、浦部彩加(うらべ あやか)さん


「日本は大好きだけど、地震が怖い」その不安をゼロにしたい。 独学で磨いた語学力と、ガールスカウトで培った行動力で、“やさしい日本語”の防災モデルを創る!


「災害大国・日本」。そのイメージが、日本文化の魅力を伝える上で足かせになっているのではないか? 明大祭で出会った留学生の「日本は好きだけど、災害ニュースが怖い」というリアルな声を聞き逃さなかった浦部さん。


彼女は、持ち前の「徹底的な学習量(語学)」と、12年間続けたガールスカウトでの「現場対応力」を武器に、「多言語・非言語」そして「やさしい日本語」を組み合わせた、外国人にも安心な防災システム構築を志します。 明治大学国際日本学部への合格を勝ち取った、彼女の熱意あふれるストーリーを紹介します!

「明大祭」で見つけた、日本の課題

浦部さんの志望動機の起点は、なんと志望校である明治大学の学園祭でした。 そこで韓国やアメリカの学生と交流した際、彼らが「日本の漢字だらけの避難情報」や「専門用語」に戸惑い、恐怖を感じていることを知ります。


「翻訳はあるけれど、行政ごとにバラバラで分かりにくい」 「スマホが使えないオフラインの時、どう誘導する?」


彼女は学校の探究活動でこの問題を深掘りし、「見つけやすい・母語じゃなくても分かる・すぐ動ける」という3条件を満たす案内システムが必要だと結論づけました。


「やさしい日本語」×「山脇ゼミ」への熱い想い

彼女が明治大学を選んだ理由は明確です。「多文化共生」と「やさしい日本語」の第一人者である山脇啓造教授のゼミで学びたいからです。 単に英語に翻訳するのではなく、「やさしい日本語(Easy Japanese)」を行政や企業に広めることで、災害時はもちろん、平時のコミュニケーションも円滑にする。 さらに、国際交流サークル「GJSSC」に入り、避難所での「宗教的な食事制限」など、日本人では気づきにくい課題を発見したいという具体的なビジョンも持っていました。


「独学の鬼」韓国語満点&英検準1級

浦部さんの凄さは、その「学習への執念」です。


韓国語: 中2から独学をスタート。「翻訳を使わず理解したい」と毎日触れ続け、なんと韓国語能力試験2級に満点合格! 明大祭ではネイティブに発音を褒められるレベルに到達しました。


英語: 実は苦手意識があり、英検準1級には2回不合格に。しかし、韓国語で成功した「毎日触れる・日本語を介さない」という勉強法を英語にも応用。粘り強く努力し、見事合格を勝ち取りました。高3一学期には評定オール5を達成しています。


ガールスカウト12年。「内気な自分」を変えたリーダーシップ


机上の勉強だけではありません。保育園から12年間続けたガールスカウトでの経験が、彼女の人間性を支えています。


高校1年で「大田区の防災」を探究し最優秀賞を受賞した彼女は、その知識を活かし、ガールスカウトの後輩たちを防災体験施設「そなエリア」へ引率する企画を自ら立案・実行しました。 元々は内気だったそうですが、子供たちの安全を守るために声をかけ、新聞紙で食器を作るワークショップを行い、リーダーシップを開花させました。 「知識(探究)」を「行動(ガールスカウト)」に移せる実践力が、彼女の最大の武器です。


言葉と心の壁を取り払う「防災の架け橋」

浦部さんの合格から分かること。 それは、「『語学力』と『現場での優しさ』が組み合わさった時、最強の志望動機になる」ということです。


「言葉が通じない不安」を、自身の語学学習を通じて知っている彼女。 「災害の怖さへの備え」を、ガールスカウトを通じて実践してきた彼女。 その両方の経験があるからこそ、「外国人が安心して暮らせる日本を作りたい」という言葉に説得力が生まれました。


浦部さんは将来、明治大学での学びを経て、国籍や言語に関係なく「誰も取り残さない防災」のスタンダードを日本中に広めてくれるはずです!