「命どぅ宝(命こそ宝)」沖縄の少女たちを孤独から救いたい。若年妊娠の課題に「つながり」の再構築で挑み、上智大学に合格!


「沖縄の若年妊娠率は全国平均の2倍以上」。この数字の裏にある、少女たちの孤独な叫びに耳を傾けた高校生がいます。 嘉手川さんの志の原点は、沖縄に古くから伝わる言葉「命どぅ宝(ぬちどぅたから)」。 ハンガリーで見た貧困格差と、オーストラリアで見た「守られる仕組み」を比較し、沖縄独自の支援モデル「弱いつながり」の重要性を提唱。社会学的アプローチで地元・沖縄の未来を変えようとする、彼女の情熱的な合格ストーリーを紹介します!


ハンガリーで見た景色が、沖縄の「痛み」と重なった

嘉手川さんが社会課題に目覚めたのは、高1の春休みに訪れたハンガリー・ブダペストでの経験でした。ドナウ川を境に分断された貧富の差。その光景が、基地問題や貧困率の高さに揺れる地元・沖縄の姿と重なって見えたのです。


「なぜ、同じ国なのにこれほどの格差があるのか?」


看護体験や子ども食堂でのボランティアを通じて彼女が行き着いたのは、沖縄特有の課題である「若年妊娠による母子の孤立」でした。新しい命は本来「宝」であるはずなのに、貧困や偏見によって「負の出来事」として扱われてしまう。この矛盾に、彼女は敢然と立ち向かうことを決意しました。

オーストラリアで見つけた「希望のモデル」

「どうすれば解決できるのか?」そのヒントを探しに、高2の春、彼女はオーストラリアへ飛びました。そこで衝撃の事実を知ります。


医療へのハードルが低い: 避妊具の提供や診察が無料で、親の同意も不要。「恥ずかしい」「金がない」という壁が存在しない。


若年母への支援(SEPT): 同世代の母親同士が交流するプログラムがあり、幸福度が高い。


「これだ!」と彼女は確信しました。 心理的に追い詰められ(心理的孤立)、社会からも切り離される(社会的孤立)沖縄の少女たちに必要なのは、「安心して頼れる場所」と「制度」だったのです。

「強いつながり」だけでなく「弱いつながり」を

嘉手川さんの視点が鋭いのは、ここからです。 ただ「支援しよう」ではなく、社会学的な視点でコミュニティの設計図を描きました。


強いつながり: 同じ境遇の若年母同士の絆。


弱いつながり: 事情を深く知らない地域住民や、中立的な立場の人との緩やかな絆。


彼女は、沖縄には「弱いつながり」が不足していると分析。家族や当事者だけの閉じた世界ではなく、地域全体がふんわりと親子を包み込むようなプラットフォームを作りたいと提言しました。 この「社会構造への深い洞察」が、人間と社会の関係を学ぶ上智大学社会学科のアドミッション・ポリシーと深く共鳴しました。


上智大学で「地域全体が家族になる」未来を描く

彼女が目指すのは、行政・NPO・地域をつなぎ、沖縄から全国へ発信できる「若年母子支援モデル」の構築です。 「命を守り、尊厳を保つ」。そのために、社会疫学や福祉、地域社会学を横断的に学び、制度と現場の両方を変えるリーダーになることを誓いました。


まとめ:比較文化の視点が、地域の課題を解き明かす

嘉手川さんの合格から分かること。 それは、「外の世界(海外)を知ることで、地元の課題がより鮮明に見えてくる」ということです。


ハンガリーの格差、オーストラリアの制度。世界を物差しにすることで、沖縄の課題を客観的に分析し、具体的な解決策を導き出しました。 「地元のために何かしたい」と思っているあなた。一度、外の世界に目を向けてみませんか? そこで得たヒントが、あなたの志望理由書を劇的に進化させるはずです!