「中国の悪口、もう聞きたくない」日中ハーフの彼女が“歴史”を武器に偏見へ挑む!立教大学 文学部 史学科に合格!


「中国って印象悪いよね」 友人からの何気ない一言や、SNSに溢れる心ないコメント。 日中ハーフである吉武楽倫さんは、日本社会に蔓延する中国への「偏見」や「固定観念」に、ずっと胸を痛めてきました。


しかし、彼女はそこで耳を塞ぐのではなく、「なぜ、人は偏見を持つのか?」「そのイメージは誰が作ったのか?」という根本的な問いに向き合いました。 日中の若者が集う会議での衝撃的な発見を経て、「歴史資料」という客観的な証拠から相互理解の道を探ることを決意した、吉武さんの合格ストーリーを紹介します!


「中国人はマナーが悪い」? 固定観念への違和感

吉武さんの原点は、自身のルーツに対する周囲の反応でした。 日本では、メディアの情報フィルターや一部の観光客の行動だけを見て、「中国人はこういう性格だ」と決めつける風潮がある。 「本当の中国はもっと多様なのに…」 彼女は、日本人が抱く「単一的なイメージ」と「現実」のギャップに強い違和感を抱いていました。自身のアイデンティティの一部を否定されるような辛さもあったはずです。


衝撃の発見!偏見は「お互い様」だった

転機となったのは、高校2年生の時に日本代表として参加した「日中青年会議」です。 そこで彼女は、中国・台湾・香港の若者と交流し、驚くべき事実を知ります。


「中国人もまた、反日教育によって日本への偏見を持っている」


日本だけが悪いわけではない。中国側もまた、教育やメディアによって「作られた歴史像」を信じ込んでいる。 「偏見は、両国の教育やメディアが作り出したものかもしれない」 この気づきが、彼女を感情論ではなく、冷静な学問(史学)の道へと導きました。


「教科書」と「新聞」から真実を暴く

「相互理解には、ただ仲良くするだけじゃ足りない。過去の記憶が正しいか検証しなきゃいけない」 そう考えた彼女が選んだのは、立教大学文学部史学科。


志望理由書では、上田信教授(中国社会史)や四日市康博教授(海域アジア史)のもとで学びたいと具体的に記述。 戦争や外交摩擦があった時代に、「教科書や新聞がどのような歴史像を構築し、人々の偏見を形成したのか」を、一次史料(当時の生データ)を読み解くことで明らかにしようとしています。


さらに、座学だけでなく「中国への留学」や「現地学生へのインタビュー」も計画。 書物に書かれた歴史と、人々の記憶にある歴史。その両方を比較・検証しようという姿勢は、まさに未来の歴史学者のそれでした。

ハーフであることは「最強の第三者視点」

二つのルーツを持つ苦悩を、公平な視点を持つためのギフトに変えて


吉武さんの合格から分かること。 それは、「二つのルーツを持つ苦悩は、公平な視点を持つための最強の武器になる」ということです。


彼女は「日本寄り」でも「中国寄り」でもありません。 両方の事情を知っているからこそ、どちらのプロパガンダにも流されず、「史料」に基づいて冷静に事実を見つめることができます。 「架け橋」とは、単に両者を繋ぐだけでなく、誤解の霧を晴らす存在のこと。


吉武さんは将来、歴史研究に基づいたワークショップなどを通じて、日中両国の人々が「色眼鏡」を外して、一人の人間として向き合える未来を作ってくれるはずです!