「教員はなぜ、ここまで追い込まれているのか」

AI×教育行政で、教員の働き方を変えたい
立教大学 文学部 教育学科 合格

教員という仕事が、敬遠される現実に疑問を持った

彼が教育の労働環境に強い問題意識を持ったのは、教員の長時間労働が常態化している現実を知ったことがきっかけでした。文部科学省の調査では、教員の多くが過労死ラインを超える勤務をしており、「聖職」と呼ばれてきた教員という仕事が、いまや敬遠される職業になっています。

この状況を変えるため、将来は文部科学省に入り、AIを活用した教育行政の立場から教員の負担を軽減したいと考えるようになりました。

父と恩師の存在が原点になった

背景には、労働組合で働いていた父の影響があります。幼い頃から労働問題に触れる中で、「働く人が守られる仕組み」の重要性を学んできました。

さらに中学時代、恩師が過重労働の末に卒業式の日に急逝した出来事は、彼に大きな衝撃を与えました。なぜ教員だけが守られないのか。その問いが、教育行政への関心につながっています。

教育に救われた経験が、問題意識を支えている

かつての彼は、授業を抜け出すことも多い生徒でした。しかし担任の先生からかけられた一言をきっかけに、自分の行動を改め、今の自分があります。だからこそ、教員の仕事は「やりがい搾取」で終わらせてはいけない、誇るべき仕事だと考えています。

AIは、教員を助けるために使える

教員の負担を減らす手段として彼が注目したのがAIでした。AIによる採点システム構築プログラムへの参加を通して、これまで教員が時間を取られていた業務をAIが代替できる可能性を実感しました。

調査を進める中で、日本ではICT環境は整いつつある一方、制度や運用が追いついていないことも見えてきました。問題は技術ではなく、制度にあると彼は考えています。

教育を、制度と技術の両面から変えたい

立教大学文学部教育学科では、教育制度・政策、教育心理、ICT活用を横断的に学び、教員の働き方を根本から支える仕組みを考えていきたいと考えています。

教育の現場を守ることは、未来の社会を守ること。その強い問題意識と行動力が、立教大学文学部教育学科合格につながりました。