「おかしい!」という怒りをエネルギーに。行動力と読書で明治大学文学部に逆転合格!
明治大学文学部に合格した三田彩葉さん。 彼女の合格の決め手は、学校の成績だけではありませんでした。ニュースを見て感じた「怒り」や「違和感」を行動に移し、それを大学での学びに結びつけたことが評価されたのです。
「特別な実績がないと無理?」「何をアピールすればいいの?」 そんな不安を持つ方にこそ読んでほしい、三田さんの挑戦の記録です。
すべての始まりは、SNSでの「怒り」でした
三田さんが動き出したきっかけは、能登半島地震のニュースでした。 被災地に生理用品が送られた際、ネット上で「贅沢品だ」「女性だけ優遇されている」という心ないコメントを目にしたのです。
「生きるのに必要なものなのに、なぜ批判されるの?」 「女性の悩みって、社会ではこんなに軽く扱われているの?」
この時に感じた疑問が、彼女の原動力になりました。そこから、「生理の貧困」や「家事・育児の負担が女性に偏っている現実」について、真剣に考え始めたのです。
机の上だけでなく、実際に現場へ
推薦入試で評価されるのは「口先だけでなく、実際に行動したか」という点です。三田さんはここが特に秀でていました。
以下、三田さんが行ってきたことです。
沖縄へ飛び、ボランティアに参加: 支援団体と協力して、シングルマザーや困窮する女性たちに物資を支援。そこで「経済的に自立できないと、平等なんて実現できない」という厳しい現実を目の当たりにする。
自分でイベントを主催: 「もっと知ってほしい!」という思いで、学校や地域を巻き込んだチャリティーバザーを開催。その売上を寄付。
海外へ視察も: 「助け合いの文化」が進んでいるカナダへ行き、日本との違いを調査しました。

「おかしい」と思ったことをそのままにせず、「じゃあ、どうする?」と体当たりで解決しようとする姿勢。これが大学側に強く響きました。
読書による「視点の転換」が合格の鍵
活動実績は十分。しかし、志望理由書を書き上げる過程で、彼女は大きな「気づき」を得ます。 きっかけは『ジェンダーのとびらをひらこう』という一冊の本。それまで「女性をどう支援するか」に注力していた三田さんは、この本や『男性の育児休業』という書籍を通じて、「男性を含めた包括的な視点」の重要性に気づいたのです。 「女性を守る」だけでなく、「男性も育休を取りやすい環境」を作ることが、結果としてジェンダー平等に繋がる。この視点の広がりが、志望理由書に深みを与えました。

実際に合格した志望理由書の一部(志望動機)
実際に明治大学に提出した志望理由書を抜粋して記載します。
がジェンダーに関心を持ったきっかけは、能登半島地震の被災地支援に関するSNS投稿である。被災地に生理用品が支援された際、「贅沢品だ」「女性だけが優遇されている」といった声が上がり、その言葉に深く傷ついた。(中略) このような性別役割分業に対する意識が、女性の経済的自立やキャリア形成を阻んでいると考えた。こうした問題意識から、私は貴学の現代社会学専攻においてジェンダー問題の本質を捉え、その解決策を探究したいと考えている。
まとめ
三田さんの合格から分かること。それは、「社会への違和感や怒りも、立派な志望動機になる」ということです。
「なんかおかしいな」と思うことを放っておかず、行動してみる。本を読んで調べてみる。そのプロセスそのものが、推薦入試の対策になります。
評定や偏差値だけで諦める必要はありません。是非、一度考えてみてください。
